VSCode には標準で変数名やメソッドなどの入力補佐を行うコード補完機能が搭載されている。変数名などの先頭数文字をタイプするだけで残りの文字を候補に表示するため、タイピングの手間が省けたりタイプミスの防止、メソッド名がうろ覚えであってもなんとなく入力できちゃうなど大変便利な機能だ。
このコード補完機能は変数名やメソッド名などを対象としたものだが、この記事で紹介する Path Autocomplete という拡張機能を導入するとファイルパスまでもがコード補完対象とすることができ、ファイルパスの入力の手間を省けるようになる。
Path Autocomplete - Visual Studio MarketplacePath Autocomplete を導入した状態でファイルパスを入力しようとすると、以下のように候補となるファイル名が一覧で表示されるようになる。
例えば "./" と入力すると現在のディレクトリのファイルを候補に表示する。他には "C:/" や "/" と入力すればルートディレクトリから、"~" から入力すればユーザーのディレクトリから検索できる。
単純にファイルとフォルダを一覧で表示しているため、~un のようなプログラムから使う事のないファイルも候補に含まれる。そのような不要なファイルを候補に含めたくない場合には、path-autocomplete.excludedItems を設定すると良い。
"path-autocomplete.excludedItems": {
"**/.*un~": { "when": "**" }, // ignore vim un file
"**/*.js": { "when": "**/*.ts" }, // ignore js files if i'm inside a ts file
"**/*.map": { "when": "**" }, // always ignore *.map files
"**/{.git,node_modules}": { "when": "**" } // always ignore .git and node_modules folders
}
通常のコード補完に加えて Path Autocomplete も導入しておけばよりコーディングが楽になる。入れておくと便利だ。