Web 系の開発者であれば API の動作確認を行うなどの理由で RECT Client が必要になる事があると思う。コマンドラインに馴染みがあるなら curl などのコマンドを利用しても良いが、そうでない人もいるだろう。
エディタに VSCode を利用しているのであれば REST Client という拡張機能を利用するとエディタそのものが REST Client と化するので大変便利だ。
REST Client - Visual Studio Marketplaceこの拡張機能を有効化したらエディタの画面を開き、リクエストを記述してコマンドパレット Shift-Ctrl-P から「Rest Client: Send Request」を呼び出そう。キーボードショートカット Ctrl-Alt-R も用意されている。
リクエストの書式は以下のような感じ。最もシンプルな形式は URL を記述するだけ。
http://loumo.jp/wp-json/wp/v2/posts
以下のように RFC 2616 に則った書式もサポートされている。
POST https://example.com/comments HTTP/1.1
content-type: application/json
{
"name": "sample",
"time": "Wed, 21 Oct 2015 18:27:50 GMT"
}
実行結果は画面分割で表示される。
結果にはシンタックスハイライトもあり整形されて表示されるのでわかりやすい。実行したリクエストは自動的に履歴に保存され、あとから参照する事ができる。
### で区切ることで複数のリクエストも実行可能だし、Basic 認証などのいくつかの認証方式、プロキシ、クッキーにも対応している。
通常はテキストデータのやり取りに使用すると思うが、画像をリクエストすればそれも表示される。
リクエストを投げられるようになるだけでなく、http ファイル形式をサポートするようになる。
このように拡張子 http もしくは rest のファイルを開くと専用のシンタックスハイライトやコード補完が働くようになり、より簡単に HTTP リクエストを組み立てられるようになる。
Web 系の開発者であれば入れておくと役に立つのではないかと思う。