中央アジアへ行く途中、新疆ウイグル自治区の中心都市であるウルムチへ行く事にした。中国から陸路でカザフスタンへ行くにはココを経由する事になる。ちなみにキルギスへ抜けるなら南西にあるカシュガルへ行く必要がある。
ウルムチは簡単にいうと中国北西にあるウイグル人の街だ。海から非常に遠い内陸の都市で夏は暑く冬は寒い。北京から西へ 2400km ほど離れているが時差が無く不便なので非公式にはウルムチ時間というものがあるらしい。
北京からウルムチへ寝台列車で行ってみた | Lonely Mobiler近年は漢族が大量に入植しており、最近は政府による同化政策などによる弾圧が酷く国際問題となっている事で有名だ。市内各地に公安がうろうろしているし、ウルムチ行きの電車では公安による調査や、カザフスタンへ抜けるときも検問が何か所もあるなど物々しい雰囲気だ。
ウルムチからアルマトイへバスで30時間かけて行ってきた | Lonely Mobilerとはいえ一般の観光客であれば何か問題になる事は殆ど無いと思う。写真を撮る際には注意したほうが良いかもというぐらいか。
市内観光
ある程度時間があったので市内の観光スポットをいくつか回ってみた。
新疆国際バザール
本来はモスクであった建物を観光客向けのバザールに改修したらしい。ムスリムをどうにかしたい政府の意向が見え隠れする。モスク本来の役割を果たせないので微妙な感じである。
入場の際には身分証明書と荷物の検査があり、外国人はパスポートを記録に取られる。
紅山公園
市内中心部にある公園。
紅山という名前からなんとなく想像は付いたが漢民族向けの公園のようだ。
階段を上った先の丘からの景色はそこそこ良い。
サクラっぽいのが見えたので近づいたら山桃って書いてあった。
そのほか市内散策
あまりどこかへ行ったというわけではないがブラブラしつつ写真を撮っていた。
他の都市とは距離がある場所だが人口100万人を超える大都市でかなり栄えているのがわかる。
市内を移動する際にはバスが大変役に立つ。
基本1元で乗れるし高徳地図を使っていれば乗換案内も利用でき便利だ。
中国での地図アプリは高徳地図が超便利ウルムチで食べた物
ウルムチはウイグル人が多数を占める街で食べ物も漢民族のものとは異なる。例えば以下のラグメンは有名な中央アジアの料理だ。
メニュー良くわからないけど多分ラグマン。美味いけど量多過ぎるンゴ。 pic.twitter.com/lHXeFqWs3v
— ryomatsu (@ryomatsu) April 6, 2019
新疆だけでなく中央アジア全体で食べられるようだ。ラグメンの麺をご飯に変えたものはガンファンというらしい。
相変わらず美味いが量が多い。 pic.twitter.com/xv6QI0iVQm
— ryomatsu (@ryomatsu) April 7, 2019
ポロと呼ばれる羊肉のピラフも美味い。美味いが若干脂っこいので好き嫌いがわかれるようだ。
新疆の碎肉抓饭と言う料理らしい。羊肉のピラフと言う感じかな? pic.twitter.com/wJ1g0dNbDf
— ryomatsu (@ryomatsu) April 8, 2019
もちろんラムケバブことジク・カワープ。
デカかったらヤダなぁと思ってた控えめに頼んだら足りなかった回。美味いなこれ。 pic.twitter.com/xKlFhUiATa
— ryomatsu (@ryomatsu) April 7, 2019
横に見えるパンみたいなのは烤包子と言ういわゆるサモサ。
朝飯に食べるようなものだと牛肉餅というものもある。
牛肉餅と豆漿、新疆っぽいかな? pic.twitter.com/FO2CWLhd4e
— ryomatsu (@ryomatsu) April 8, 2019
恐らく都心部でもウイグル人がやってるレストランなどでは食べれると思うが本場の料理を楽しむのも旅の醍醐味というものだろう。
二泊しか居なかったため食べたのはこのぐらいだがまた機会があればウイグル料理を食べに行きたいものだ。
ウルムチの安宿
ウルムチでは以下の乌鲁木齐自游驴国际青年旅舍に滞在した。
ウルムチ中心部にある安宿、乌鲁木齐自游驴国际青年旅舍単純に agoda で一番安かったから泊っただけなのだが、スタッフがフレンドリーで良かった。
まとめ
各社報道にあるように非常に政治的に不安定な土地ではあるが中国の他の都市にはない魅力がある。もうちょっと平和になってほしいものだが・・・
ウルムチの後はバスでアルマトイへ行く事にした。