Windows Subsystem for Linux で利用するターミナルエミュレーターには wsl-terminal を利用しているが、他にも試してみようということで Fluent Terminal をインストールして使ってみることにした。
Fluent Terminal は UWP で開発されたターミナルエミュレーターでモダンな見た目のアプリだ。WSL だけでなく PowerShell や cmd.exe の代わりとしても利用可能となっている。
インストール方法がやや面倒だが上記 Github の解説通りに実行すれば問題ないと思う。
タブ型 UI を採用しており複数のターミナルを同一ウインドウにまとめることができる。タブの位置は下に表示も可能だ。
プロファイルは標準で WSL, CMD, Powershell の3種類が用意されている。
WSL で利用するなら実行ファイルに C:\windows\system32\wsl.exe を指定し、引数欄で利用したい OS やシェルを設定すると良い。例えば上記のように引数に -d ubuntu "/usr/bin/fish" と入力すれば ubuntu を fish シェルで起動する。
プロファイル毎にテーマやタブの色を変えられるのもわかりやすくてよい。
フォントや色など見た目の設定は自由度が高い。
テーマはインポート・エクスポートできるだけでなく、iTerm のテーマもも利用できるようだ。
キーバインドも多数用意されている。
標準では ctrl-c をコピーとして利用するなど通常の Windows のキーバインドが設定されている。WSL を扱う上では不便なこともあるので設定を変更して使いやすくしよう。
ざっと使ってみたが設定項目はそこまで多くないものの、使いやすいターミナルアプリだと思う。見た目もモダンでカッコよいのが気に入った。
WSL 向けのターミナルエミュレーターを探しているのであれば試してみると良さそうだ。