普段エディタに Vim を利用していると他のエディタやブラウザ上のテキストエリア等、vim のキーバインドが利用できない環境下ではストレスが溜まるものだ。自分もブログのように長文を書く場合は基本的には GVIM を開いてその上でテキストの編集を行うが、一度エディタを開いたりコピペする必要がある等若干の不便さはある。
Google Chrome で Vim のキーバインドを用いたテキストの編集を行いたい場合には、以下の wasavi という拡張機能を利用すると テキストエリアで Vim っぽく操作する事ができるようになる。
https://chrome.google.com/webstore/detail/wasavi/dgogifpkoilgiofhhhodbodcfgomelhe?hl=jaこの拡張機能を入れた状態でテキストエリアで ctrl-enter(他の物に設定可) を押すと以下のように Vim っぽい表示になり、Vim の各種キーバインドやコマンドが利用できるようになる。
拡張機能のページによると以下のコマンドが利用できるようだ。
- c y d > < gq cc yy dd >> << C Y D gqq
- - + ^ $ % | comma(,) ; _ / ? ' ` ( ) { } [[ ]] 0 j k h l ^N ^P ^H w W b B e E gg gj gk g^ g$ G H M L f F t T n N
- ^U ^D ^Y ^E ^B ^F z z. zz z-
- x X p P J period( . ) u ^R ~ ^L ^G m @ q r R a A i I o O & s S ZZ
- :
以下の ex コマンドも実装されている。
abbreviate cd chdir copy delete edit file filesystem global join k map mark marks move options print put pwd quit read redo s & ~ set registers to unabbreviate undo unmap version v write wq xit yank > < @ *
一通り操作してみたところ、殆ど Vim と同じように利用できた。
オプションからは初期化コマンドや、どのタグで wasavi を有効化するか、といった事を設定できる。
例えば上記のように .vimrc に書くように :set nu とすれば wasavi 起動時に自動的に行番号が表示されるようになる。
エディタに Vim を利用しているのであれば試してみると良いだろう。