トルコへ旅行中、あと一日で日本へ帰るというタイミングで自分の Nexus 5X に Android 7, Nougat へのアップデートの通知が来てしまい、3秒ぐらい悩んだ末アップデートを実行した。無事成功して良かった。
というわけで Android 7.0 の新機能や改善点等を確認していこう。
マルチウインドウ
複数のアプリを同時に実行、表示する事ができるようになった。
これはより大画面のスマートフォンやタブレットでより恩恵を受けるだろう。5インチ程度のスマートフォンでは正直微妙なところもあるが、使いようによってはアリだろう。
マルチウインドウを利用するには何らかのアプリを起動した状態で「アプリ履歴ボタン」を長押しし、もう片方のウインドウで表示したいアプリを選択するだけだ。
通常は画面を二分割で表示されるが、この境界線は自由に変更できる。
マルチウインドウを終了させたい場合も「アプリ履歴ボタン」を再度長押しすれば良い。
残念ながら全画面での実行が必要なゲーム等は対応していない。対応してなければ「対応していない」という風なメッセージが表示される。
データセーバー
Google Chrome に搭載されていたデータセーバ機能が OS の機能として利用できるようになった。Google Chrome 以外でも通信料を節約する事が可能になる。
アプリ履歴の機能強化
アプリ履歴もより便利になった。
1つはアプリ履歴画面で再度「アプリ履歴ボタン」を押す事で直前のアプリへ移る事ができるようになった。他のアプリを表示していたりホーム画面にいる状態から指を動かさずにダブルタップするだけで直前に使ったアプリを表示できる。地味に便利だ。
また、アプリ履歴の一括削除が可能になった。多すぎてアプリの切り替えが面倒なんてときに全部削除してスッキリさせる事ができる。
通知欄
通知欄もまた改善が見られる点だ。
クイックパネル
それまで隠されていたクイックパネルが一部通知欄を開いただけで表示されるようになった。
Nexus 以外のスマートフォンだとカスタマイズされてて元からこういう表示なものも多いが、何かアプリケーションをインストールしなくても利用できるようになったのは良い。
また、クイックパネルに表示するもののカスタマイズもより簡単になった。
デザインの変更でより見やすく
通知のデザインも変更になった。各通知はアプリ毎に纏められるようになり、見た目も横幅一杯まで表示されるようになりよりスッキリした印象がある。
通知の内容もより確認しやすくなり、例えば Gmail の本文を確認するといった事もできるようになった。
通知の制御をより細かく指定可能に
Android 5 の時点でもだいぶ設定できたと思うのだが、より細かく設定可能になったようだ。
通知を左右どちらかに少しスライドすると出てくる設定アイコンより、通知が来た際にどのように通知するのかを設定できる。
メッセンジャーアプリで通知から返信可能に
ハングアウト等メッセンジャーアプリでメッセージがきた際、その通知より返信まで行う事が可能になったようだ。
自分のインストールしてあるもので試したところ、ハングアウト、Skype、LINE では通知欄から返信を行う事ができた。アプリを切り替える事なく返信を行えるので便利だろう。
設定
設定画面にも改善点がいくつかある。
1つは設定のサジェスト機能。どのような設定を変更したほうが良いのかを Android が教えてくれる。
2つ目は設定画面にサイドバーが追加された。設定のどの画面にいても設定の一覧を表示する事ができるようになり、他の設定への移動がより簡単になった。
マルチロケール
複数の言語を設定し、優先順位をつけられるようになった。
普段は英語にしておきたいけど日本語も必要という僕のようなユーザには良い機能だろう。
絵文字が増えた
増えたっぽい。
省電力機能(Doze)の強化
以前よりあった省電力機能、Doze がよりパワーアップしたようだ。これによりバッテリーの持ちがより良くなる、らしい。
まとめ
アップデートにより全体的に使い勝手がかなり良くなった。最新のバージョンが使えるというのは Nexus シリーズを利用していて良かったと思える点である。今後にも期待したいところだ。