先日、Amazon を眺めていたら9,999円という破格のゲーミング?モニターを見つけました。その名も「terra 2441W」。
正直なところ、価格が価格なだけに「絶対に地雷だろ……」と思いつつも、レビューが悪くなさそうだったので人柱覚悟で購入してみました。
今回は、実際に届いてから1週間ほどメイン環境でじっくり使い倒してみたので、そのリアルな使用感をレビューしていきます!
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terra 2441W のスペック一覧
まずは、公表されている基本スペックを見ていきましょう。
| 画面サイズ | 23.8インチ |
|---|---|
| 解像度 | 1920x1080 |
| パネル駆動方式 | IPSパネル |
| リフレッシュレート | 最大144Hz対応 |
| 入力端子 | HDMI 1.4x1、VGAx1、ステレオミニジャック |
| 価格 | 9,999円(購入時点) |
24インチクラスの IPS パネルで144Hzに対応していて1万円切りというのは、スペックだけ見れば破格です。
「terra」というブランドは聞き馴染みがありませんが、調べてみるとドイツのメーカーで、きちんとした公式Webサイトも存在していました。
TERRA | 2441Wスペック上の注意点
応答速度に関しては「MPRT」の数値のみが基準とされており、一般的な「GTG(Gray to Gray)」の記載がありません。
開封と本体デザイン・インターフェース
さっそく開封して中身を確認していきます。
内容物
箱の中身は、ディスプレイ本体、支柱、スタンド、電源ケーブル、HDMIケーブルと、必要最低限のものが揃っています。
背面の入出力欄は非常にシンプルで、HDMI、VGA、ステレオの3種類のみです。最新のゲーミングモニターでは定番の「DisplayPort(DP)」が非搭載なのは、徹底したコストカットの影響だと思われます。
付属のスタンドは四角形で、机の上に置いたときもスペースを無駄にせず使いやすい形状です。上下の高さ調節機能はありませんが、前後の傾き調整(チルト)は可能です。また、VESAマウント(100×100mm等)にも対応しているため、モニターアームに取り付けて使用することも可能です。
terra 2441W 実際に使ってわかった「良かった点」と「気になる点」
実際にPCに接続して、作業やゲームで使ってみました。
良かった点:本当に144Hzでヌルヌル動く
接続してみて思ったのは、想像以上に「普通に、まともに映る」という点です。IPSパネルなので視野角も広く、斜めから見ても色合いが変わりません。
ちなみに、HDMI 1.4の仕様は本来1080p・120Hzまでですが、本機はメーカーの独自実装により144Hzに対応しています。Windowsのディスプレイ設定でもしっかり「144Hz」と認識され、モニターのテストサイト(TestUFO)でも問題なく144Hz駆動が確認できました。
試しに低スペックPCでも動くFPSゲーム『Valorant』や、人気MOBA『League of Legends(LoL)』をプレイしてみましたが、FPS 制限をオンオフして切り替えると、画面が明らかに滑らかに動くのが体感できます。
気になる点:随所に見られるコストカット
1万円という価格を考えれば映るだけで十分とも言えますが、やはり安い理由(デメリット)もそれなりにあります。
一つ目はベゼルの細さ。一見するとフレームの内側ギリギリまで液晶があるように見えますが、起動すると液晶の周囲に黒い非表示領域(隙間)があり、見た目ほどのベゼルレスではありません。
それから全体的に色味が少し物足りなく、ぼやけた印象を受けます。隣に有機EL(OLED)ディスプレイを並べて比較すると、色の鮮やかさの差は一目瞭然でした(設定メニューから色味を調整してみましたが、劇的な改善はしませんでした)。
スペック上リフレッシュレートは144Hzありますが、視点を激しく振ると少し残像感が気になります。2万円前後の大手メーカー製ゲーミングモニターと比べると、やはりゲーム用としては一段劣る印象です。
また、一応スピーカーは内蔵されていますが、「とりあえず音が鳴る」というレベルの低品質なものです。
といった感じで安い理由もわかりやすいです。
terra 2441W まとめ
1万円以下でこれだけ動くモニターが出てきたこと自体は本当に凄い時代になったと感じますが、至る所にコストカットの影響が見られるのも事実です。
おすすめできる人:予算最優先で、とにかく安く144Hz環境を作りたい方。自作PCの予算をモニターに回せない方。
おすすめできない人:画質やゲームの応答速度にこだわりたい方。複数のゲーム機を切り替えて使いたい方。
もし予算に少しでも余裕があるなら、あと1万円プラスして2万円前後の定番ゲーミングモニターを買った方が、満足度は圧倒的に高いと思います。しかし、「動けばOK、安さは正義!」と割り切れるのであれば、十分に選択肢に入り得る面白いモニターです。
