Windows を利用していると稀にマウスが動かない不具合に遭遇することがある。通常はマウスを接続しなおしたり PC を再起動すれば直る事も多いためあまり問題になることはないが、マウスが動かない状態でも PC を操作したい場合はある。
ショートカットキーを駆使すれば作業中のファイルを保存して終了することぐらいはできるかもしれないが、マウスカーソルが使えないと困る場面は非常に多い。
Windows ではそのような場面に備えて(かは知らないが)キーボードのテンキーを利用してマウスカーソルを動かす機能が用意されている。このページではキーボードのテンキーを利用してマウスカーソルを動かす方法を紹介しよう。
キーボード(テンキー)で Windows のマウスカーソルを動かす方法
ここからはマウスが動かないものとして全てキーボード操作で利用する方法を解説していこう。
まずはスタートメニューから「設定」アプリを起動しよう。
Win キーを押してスタートメニューを表示し「設定」と打ち込んだら設定アプリが一覧に現れる。この状態で Enter キーを押せば設定アプリを起動できる。
設定アプリが開いたら左上の検索欄にカーソルがあってると思うので、そのまま「マウスキー機能」と入力しよう。そうするとマウスキー機能が表示されるので、下キーを押して選択し、Enter を押そう。
これでマウスキー機能が表示される。機能の有効/無効を切り替えるスイッチが選択されている状態なので、そのまま Space キーを押して機能を有効化しよう。
そうするとテンキーを利用してマウスカーソルを動かせるようになる。デフォルトの状態では NumLock が有効のときのみマウスカーソルとして動かせる。
テンキーの数字のうち 5 を除く 1-9 までがそれぞれマウスカーソルの移動、テンキーの / - が左右クリックの選択、5 がクリック動作となっている。
おそらく初期設定の状態だとマウスカーソルの移動速度が非常に遅いため、長押ししてカーソルが動くかどうか確認しよう。
速度が遅いと感じるのであれば「マウスキーの速度」や「マウスキーの加速設定」をそれぞれ「+」側に動かして速くしよう。
テンキーだけではやはり操作しにくいと思うので良く使うショートカットキーもついでに載せておこう。
Ctrl-S | 保存 |
---|---|
Alt+Tab | ウインドウの切り替え |
Alt+F4 | ウインドウを閉じる |
Win+X -> U -> R | Windows の再起動 |
Esc+Ctrl+Shift | タスクマネージャーの起動 |
これだけあればマウスが動かなくても作業中のデータを保存して再起動までできると思う。
マウスが動かなくても慌てずテンキーで操作しよう。