サイトアイコン Lonely Mobiler

インド・ヴァラナシからネパール・ポカラまで陸路で行ってみた

ヴァラナシの次はネパールのポカラへ行く事にした。当初はカトマンズの予定であったが、ゲストハウスで会った人々が皆口を揃えて「ポカラは良いぞ」というのでそんなに言うならという感じで行ってみることにしたのだ。

地図を見るとヴァナラシからカトマンズよりはポカラのほうが近そうだしルート上都合が良いという側面もある。

ヴァラナシ駅でチケットを購入する

ヴァナラシには鉄道駅が複数あるが、そのうちヴァナラシ・ジャンクションと呼ばれる駅に外国人旅行者専用窓口があり、そこで旅行者はチケットを購入できる。

入ってすぐ左側に大きな扉があり、クーラーも効いた静かな部屋で対応してくれる。

紹介しといて何だが時間帯や伝え方が悪かったのかヴァナラシ駅では入手できず、ネット経由で購入した。

利用したアプリは「ixigo trains」というやつ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ixigo.train.ixitrain

インドで鉄道のチケットを購入するには IRCTC という Web サイトに登録が必要なのだが、本家の Web サイトからは何度やっても登録できず、ググって出てきたこのアプリを利用すると何故か登録できてチケットの購入までスムーズに進んだ。本当に意味が分からないがこれもまたインドだ。

ヴァラナシ駅で列車に乗ろう

時間になったらヴァラナシ駅へ行こう。ヴァラナシには複数の鉄道駅があるが、ゴーラクプル行きの電車はヴァラナシ・ジャンクションから出発するようだ。

駅についたら大量の人が寝ながら電車を待っていた。

インドの鉄道は遅延が激しい事で有名なので日本の感覚で待っているとつらいものがある。Google Maps やアプリの遅延情報を確認したり、案内板や英語の案内を良く聞こう。アナウンスはヒンディー語と英語で行われるが、英語のものは聞き取りやすいと思う。

列車が到着したら乗り込もう。自分の便は15分遅れの0時40分ぐらいに到着した。

自分が予約した寝台車はAC3というグレードでエアコン付きの中では一番安いものであった。ベッドは折り畳まれており、自分で展開して天井から鎖のようなもので吊るす必要があった。金具はひっかけるだけなので事故が起こったら簡単に外れそうでちょっと怖いかも。

シーツと掛け布団(という名のペラペラのシーツみたいな布)は本来であれば茶封筒に入っているようだが誰かが勝手に使ったせいで俺の分が無く、その辺にあったのを適当に使った。インドクオリティ。

ゴーラクプル駅でローカルバスに乗り換え

寝てたらゴーラクプルへ到着した。朝の8時前でとても眠いが次は国境であるスノウリ行きのバスに乗らなければいけない。

スノウリ行きのバスはゴーラクプル駅の南口を少し進んだところにある。

Google Maps にも「Bus Stand」と書かれているのでそれを目印に行くと良い。途中タクシーの客引きから「どこいくの?ネパール?ボーダー?スノウリ?」とか話しかけられるけど無視して行こう。

バスの溜まっているあたりで「スノウリ?」と聞くと目的のバスに案内してくれるので乗り込もう。エアコン無しファン無しで 120₨ ぐらいだったと思う。

人が集まったら出発、インドの田舎道をひたすら走っていく。

およそ3時間半でスノウリ国境に到着した。

スノウリ国境で出入国の手続きを行う

インド人とネパール人は互いに自由に行き来できるためか、陸路ボーダーにゲートなどはなく誰でもチェック無しで国境を通れるようになっている。当たり前だがそうでない外国人は出入国の手続きを行わなければ不法入国となる。

まずはインドのイミグレーションオフィスに行こう。オフィスは長距離バスターミナルから国境と反対側にあるので注意。

もっと国境側に作れよと思うのだが、何故かそのような場所にある。Google Maps にも書いてあるのでそれを目印に行こう。

建物はなんというか普通の家屋のようだ。看板を良く見よう。

中に入って出国スタンプを押してもらおう。

手続きが終了したらネパール側へ行こう。国境は一応警備員はいるもののゲートなどは無くのんびりした雰囲気だ。

インド側の国境は国旗を模したものになっているがネパールのは寺院のようなやつかな?

ネパール側のイミグレーションオフィスは国境をまたいで向かって右側にある。

ここでは

の二種類が必要となる。支払いは必ず米ドルでお釣りも米ドルで渡される。無ければ両替所が近くにあるので替えてこなければいけない。写真屋も近くにあるので無ければそこで撮れる。

ビザ代は滞在日数により、

となっている。

それらが用意できたらオフィスに入って手続きを行おう。手続きといってもいくつかのドキュメントに名前や渡航目的などを記入するだけの簡単なものであった。

手続きが終わりスタンプが押されたら晴れてネパール入国である。ネパール側の国境はベラヒヤという街のようだ。

ベラヒヤ国境でプリペイド SIM を購入

詳しくは別の記事で書く予定だが、国境を越えたところにある商店でプリペイド SIM を売っていたので購入する事にした。Ncell のプリペイド SIM と 16GB/30days のプラン合わせて 2000NPR であった。物価からすると高い気がするが他のプランは無いのか?と聞いても無いとしか言われないし面倒なのでコレにした。

が、後から調べたらやっぱり高かった。1.5倍ぐらい高い。どうせ街に行けば沢山携帯屋がある、ここで買うな。人柱は俺だけで良い。

ベラヒヤからポカラまで

ベラヒヤからはポカラまでバスで行く事にした。バス以外にはジープや夜間であればナイトバスもあるようだ。

バスの発車時間が13時という事をプリペイド SIM 購入中(丁度13時)に聞いたのだが、お店のおじさんが頑張ったおかげで少し待ってもらうことができた。とてもありがたいがもうちょっと早く国境へ着けばそんなに慌てる事も無かった。

ちなみに国境近くの観光地には釈迦の生まれたとされ世界遺産にもなった街ルンビニがあり、そちらへ行くのも有り。

バスは 800NPR でエアコン無しファンのみのローカルバスだった。本来の出発時間である13時を超えて乗り込んだ割にバスが出るのは遅くなり15分ほど待った13時30分に国境を出発した。途中の街で新たな乗客を乗せつつポカラまでの山道をノロノロと進んでいく。

昼間に撮り忘れたので暗いがこんなバス。

未舗装路もあり土埃が舞うために窓を閉めたくなるが、そうすると風が入ってこないため暑いとなかなか厳しい旅であった。そのかわり景色は良い。

途中の集落で乗客を乗せたり降ろしたり休憩を挟んだりとかしながら夜10時にポカラ中心部に到着。丁度雨が降っていたので一番近くの安宿に泊まる事にした。お疲れ様です。

まとめ

合計で24時間近い道のりで乗換も複数ありも土埃や暑さの問題もあるなどタフな旅ではあるが、これもまた旅風情というものだ。日程や体力に余裕があるならやってみると面白いと思う。

Sponsored Link
モバイルバージョンを終了