Android スマートフォン・タブレットでは殆どの機種で画面下に「戻る」「ホーム」「最近使ったアプリ」の3種類のボタンを用意している。Android 9 Pie ではそのボタンにもアップデートが入りピル型でスワイプ可能なボタンになったが、まだまだ Android 8 以下を利用している人も多いだろう。
Android のホームボタン類をより多機能に且つカッコよくしたいのであれば今回紹介する Fluid Navigation Gestures がオススメだ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fb.fluidこのアプリを利用すると画面下部のナビゲーションバーを削除し、そのかわりに画面下及び左右からのスワイプで Android の各種操作ができるようになる。初回起動時にはチュートリアルが表示されるのでわかりやすい。
なおナビゲーションバーの非表示には ADB コマンドもしくは root 権限が必要だ。自分の利用している Moto G シリーズではナビゲーションバーを削除できる機能が標準で用意されているため、どちらも不要だった。やり方もアプリ内に書いてあるので各自参照してほしい。
ナビゲーションバーを削除し Fluid N.G.を有効化したら画面下や左右からスワイプしてみよう。以下のように黒い波のようなエフェクトとともにボタンなどが表示されるはずだ。
利用できるジェスチャーは画面下の中央・左右と画面左右からのスワイプ及び大きくスワイプ(Swipe & Holdとも表記されている)でそれぞれ好きなコマンドを指定可能だ。
利用できるコマンドは Android OS 標準の「ホームボタン」「戻る」「最近使ったアプリ」だけでなく「通知欄の表示」「クイックセッティング」「直前に開いたアプリ」「電源オプション」「画面二分割」といった OS の操作にアプリの起動、ショートカットの指定も可能だ。
なお無料版ではアプリを割り当てる事はできないようだ。有料版を購入するとアプリの割当以外にもテーマの変更など行えるようになる。
ある程度使ってみたが、画面左にスワイプを指定すると他のアプリでサイドメニューを開く動作とかぶって使いにくくなるので、画面左だけオフにすると良さそうだ。
Android の操作性を変えてしまうアプリなので好みがわかれるところだが、ナビゲーションバーを削除できるとその分画面を大きく取ることができるので便利な場面も多いと思う。従来の操作に飽きた人、iPhone や Android 9 Pie の機能を取り入れたいという場合には良さそうだ。