マルチプラットフォーム且つオープンソースなファイル転送ソフトである FileZilla にはリモートサーバー上のファイルを開いたり編集する機能が備わっている。便利な機能だが本番環境などで直接ファイルを編集する行為は危険でもある。使い方を把握しておこう。
FileZilla でリモートファイルの表示・編集を行う方法
右クリックすると以下のように「表示/編集」という項目があるのがわかる。
これを選ぶと以下のようなダイアログが表示される。
このまま「OK」を押すとメモ帳で css が表示される。
メモ帳が改行コード LF に対応していないためこのような見た目になってしまったが一応編集はできる。
編集を行い保存をすると以下のように編集したファイルをアップロードするかのダイアログが表示される。
「はい」を選択すれば編集したファイルをサーバーへアップロードする。
FileZilla で開くファイルの関連付けを変更する
FileZilla でリモートファイルを編集する際、標準ではメモ帳が使われるが PHP や CSS などのファイルをメモ帳で表示するのは不適切だ。使いにくいだけでなく、先程の例のように改行コードが対応していない場合もある。
FileZilla でリモートファイルを開く際、初めて開くファイルであれば以下のようにダイアログが表示される。
ここで「カスタムプログラム」に自分の好きなエディタを選択するとそのエディタで開く事ができる。
このように CSS ファイルを Vim で開くことができた。
どのエディタを利用するかは FileZilla の設定からも指定できる。
設定ウインドウの「ファイルの編集」からはOS で設定したエディターをそのまま使ったり、FileZilla でのデフォルトエディターを指定できる。
同様に「ファイルの関連付け」項目ではファイルの種類に応じて利用するエディタを指定可能だ。
表示されているように「ファイルの拡張子 利用するアプリケーションのPATH」と入力すると拡張子とアプリケーションを関連付けられる。コマンドのオプションもつけられるようだ。
操作を間違えたりファイルの種類によってはエディターで開かないことがあるので設定方法は把握しておこう。