タイはバンコクよりミャンマー最大の都市ヤンゴンへ航路でやってきた。初のミャンマーである。
国境を跨いだ時にまずする事はプリペイド SIM カードの確保だ。ミャンマーは他の東南アジア諸国のように簡単にプリペイド SIM カードを入手する事ができる。
しかし他の旅行者と話をしていると意外とプリペイド SIM を利用しないという人も多いようだ。こんなに安くて便利に利用できるのに勿体無い感じだ。
折角なので参考までに2017年9月現在の情報をメモ代わりに残しておこう。
ミャンマーの携帯キャリアについて
ミャンマーでは以下の3社がそれぞれサービスを行っている。
- MPT
- Telenor
- Ooredoo
簡単に解説すると MPT が国営企業、Telenor がノルウェーの企業、Ooredoo がカタールの企業だ。Telenor と Ooredoo は国際企業なのでロゴを見たことあるという人も多いかもしれない。名前は違うがタイの dtac やマレーシアの digi も Telenor グループだ。
https://www.telenor.com/about-us/global-presence/Ooredoo はカタールの企業だけあってムスリム圏での展開が多い。仏教徒が大多数であるミャンマーへ進出しているのは例外のようだ。
http://ooredoo.com/en/ヤンゴン国際空港のプリペイド SIM カード売り場
ヤンゴン国際空港は税関を抜けたらすぐ目の前に MPT の売り場が、そこから少し進むと Telenor と Ooredoo の売り場があった。
そんなに距離が離れていないので値段を比較して買うのも良いと思う。
両替屋もすぐ側だし少し歩けば ATM もあるので便利だ。
ヤンゴン国際空港で Telenor のプリペイド SIM カードを購入
というわけで折角なので見慣れたロゴの Telenor の SIM カードを購入した。
Telenor のデータ通信プラン
現時点(2017年9月)では以下のプランが用意されている。
- 500MB/30days 799Kyats
- 2GB/30days 2,999Kyats
- 5GB/30days 6,999Kyats
- 9GB/30days 11,999Kyats
- 14GB/30days 17,999Kyats
空港で購入時にはこの料金プラス SIM 代も含めた料金となる。自分が購入した 5GB のプランは合計で 9,000 kyats となった。SIM 代や手数料が 2000kyats なら良いだろう。
また、これとは別に Tourist SIM というのもあるようだ。
https://www.telenor.com.mm/page/tourist-sim/34415,000 Kyats で 5GB/14days なのでデータ通信だけ行うのであれば Tourist SIM じゃない普通のプリペイド SIM のほうがお得っぽい。
実際に購入してみた
海外では何度もプリペイド SIM を購入していたのでスムーズに進んだ。
基本的なプリペイド SIM カードの購入方法は
- プランを選ぶ
- スマートフォンとパスポートを渡す
- 動作確認してお金を渡す(先払いの場合も有り)
といった感じになる。
開通手続きや設定等も全て店員がやってくれたので楽だ。
設定を行う際にはスマートフォンの言語設定が日本語だとやりにくいと思うので英語にすると良さそう。SIM カードスロットの場所も教えておくと良い。以前他の場所で糊付けされた裏蓋を無理やり開けられそうになった事がある。
それまで使ってた SIM は無くさないようにパッケージにセロハンテープでつけてくれる。
Telenor Myanmar の使い勝手とスピードテスト
実際にヤンゴン->バガン->マンダレー->インレー湖と周ってみたが、全体的に不安定な印象を受けた。特にバガンでは全体的に不安定で4Gから圏外へと何度も往復していた。それ以外の場所ではまぁまぁ使えるという感じ。
何度かスピードテストを行ってみたが、4G が使える状態であれば大体 5-10 Mbps ぐらいは出てるので速度面では特に問題はない。
Telenor Myanmar アプリで利用状況をチェック
自分の電話番号や今どれ位データ通信量が残っているのかを確認するには Telenor Myanmar の提供する公式アプリを利用すると良い。
https://play.google.com/store/apps/details?id=mm.cws.telenor.appこのアプリを利用すると以下のように簡単にどれ位データ通信量が余っているのかを見る事ができる。
トップアップ等も出来るようだがまだ利用するような状況になっていないので未確認。