Facebook や Twitter 等 Web サイトはそれ専用のスマートフォンアプリケーションを提供していることが多いです。しかし、それらをインストールするとアプリによっては常時バックグラウンドで起動してバッテリーや通信量を食ってしまったり、ストレージが多く必要になる等、デメリットもあります。
アプリによっては Web ブラウザからアクセスしてもほぼ同じように利用できる事もあります。Web ブラウザから利用できるのにアプリをインストールするのは無駄が多いですね。
Android であれば Hermit というアプリを利用することでスマートフォンのブラウザでアクセスできる Web サイトならなんでもアプリ化する事ができるようになります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.chimbori.hermitcrab対応しているサイトは Facebook, Messenger, Twitter, Instagram, WhatsApp のようなソーシャルメディアから BBC, CNN, NYT, Google News のようなニュースサイト、Wikipedia, Stack Overflow, EverNote, TripAdvisor, Flickr, Amazon 等々、リストアップされていますが要するに Web ブラウザでアクセスできればアプリ化できます。
このアプリを利用して Web サイトをアプリ化する事で公式アプリやブラウザを利用する場合と比べ以下のような利点があります。
- ストレージ容量をあまり利用しない
- バックグラウンドプロセスが動かない
- バッテリーを食わない
- ブラウザのタブではないく、独立したアプリとして起動する
- ブラウザではないのでトラッキングされない
- Ad Block 機能搭載
欠点としてはアプリにしか搭載されていない機能は利用できない事になります。それが必要であれば素直に該当のアプリをインストールしよう。
使い方は簡単、Hermit を起動してアプリ化したい Web サイトを選択、右下のプラスボタンを押すだけです。
こんな感じに Web サイト一覧が表示される。今回は Facebook を選んでみた。
右下のプラスボタンを押すとホーム画面にアイコンが表示されます。アプリ化の作業はたったこれだけです。
Facebook を起動してみたところ。
内臓ブラウザを使っている事を感じさせない表示です。
見た目は右上にある設定より変更が可能です。
より広く画面を使うためのフレームレス表示やフルスクリーン表示、Adblock の有無、フォントサイズの変更も可能になっています。Customize ボタンを押す事でより詳細な設定が変更できます。
アプリをインストールするほどでもないような Web サイトを使うときに便利そうです。