先週 Anker より新しいモバイルバッテリー PowerCore 10000 PD が発売されたようだ。仕様を確認したところ USB 3.0 Type-C 端子搭載で PowerDelivery 対応と自分の望むスペックを有していたため、即購入する事にした。
Amazon で購入したら一日程度で家に到着した。流石 Amazon とヤマト運輸。早速レビューしよう。
Anker PowerCore 10000 PD のスペックと特徴
簡単に言うと Power Delivery に対応したモバイルバッテリーだ。Anker 製のバッテリーでは 20000 PD に次いで二つ目かな。公式のスペック表は以下のような感じとなっている。
サイズ | 約114 x 52 x 25 mm |
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重量 | 約192g |
PD入力 | 5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A |
PD出力 | 5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A |
PowerIQ 出力 | 5V=2A 合計最大出力:28W |
容量は多すぎず少なすぎもしない 10000 mAh だ。この容量は一般的なスマートフォンのおよそ2.5回分にあたるため十分と言える。
入出力兼用の USB Type-C ポートは PD 対応で最大 18W, USB Type-A ポートは PowerIQ 対応で最大 10W の出力が可能となっている。二台同時に充電が可能なので複数の端末を所持している人には便利だ。
高出力なだけでなく、イヤホンなどの小型電子機器を充電するようの低電圧モードも搭載しているのも地味に良い。
Anker PowerCore 10000 PD 本体も PD による充電に対応しているため、PD 対応の充電器を利用すればより早く充電可能だ。
Anker PowerCore 10000 PD レビュー
早速届いた Anker PowerCore 10000 PD を見てみよう。届いた箱を開封すると以下のような感じ。
本体以外には説明書と USB Type-C ケーブル、ポーチがついている。ポーチとケーブルは Anker のロゴ入りだ。
LED とボタンは側面にある。このボタンを二回押すと LED が緑色になり低電圧モードに入る。
ポートは 入出力兼用の Type-C と 出力のみの Type-A が並んでいる。充電は PD 対応の充電器を利用すると 3.5時間程度らしい。
それまでの Anker のバッテリーは殆どが入力に micro USB を利用し、Type-C を搭載しても入力のみというモデルが多かったが、Anker PowerCore 10000 PD では入出力共に Type-C に対応している。
この利点は特に Type-C ケーブルを利用する Android ユーザーにとってはケーブルを共有できるようになるため、嬉しいポイントだろう。
容量 10000 mAh とモバイルバッテリーとしては中型だが、以前のモデルと比べると少し小さくなっている。
それまで利用していた Anker PowerCore 10050+ と比較してみた。容量はほぼ同じにも関わらず一回り小さく、軽くなっている。左右の角が取れて丸みを帯びているため、握りやすい。
また、期待はしてなかったが自分の利用しているノートパソコン Thinkpad T480 も PD 対応しているため充電できるようだ。18W では純正充電器の 65W と比べて非力なので緊急時に使えたら良いかも、という程度だ。
Amazon の商品詳細ページには HTC 10 / HP製ノートPC / Dell XPSシリーズのノートPC / Dell VenueシリーズのノートPC / AsusシリーズのノートPC / Lenovo ThinkPad 470s / ThinkPad X1 tablets / Huawei Matebooks / Mi booksには対応していません。
とあるのであまり期待しないほうが良さそうだ。皆大好き Macbook シリーズは充電できるらしい。
元々 Anker のモバイルバッテリーばかり使っていたが今回購入したものもかなり良い物だ。しばらくは海外旅行に行くので活躍してくれるだろう。