グループ通話をするプラットフォームを Skype から Discord へ移行する際にビデオ通話できないのが残念だったのですが、その代わりとしてWhereby(appear.in) という Web サービスが便利そうだったので紹介しよう。
Video Meetings, Video Conferencing, and Screen Sharing - Whereby (formerly appear.in)-- 2020-04-12 追記
UI や仕様などアップデートがあったため、新たに使い方を解説する記事を作成した。Whereby を利用の際は以下のリンクを参考にしてほしい。
ブラウザのみでビデオ通話ができる Whereby の使い方 | Lonely Mobiler-- 2019-08-17 追記
名称が appear.in から Whereby に変更になるようだ。
ついでにいうと Discord にもビデオ通話及び画面共有機能が搭載されたのでこのサービスは殆ど利用していない。
Whereby(appear.in) とは?
ブラウザのみ且つ会員登録不要で利用可能なビデオ会議サービスです。対応ブラウザは Chrome/Firefox/Opera と制限されているがアプリケーションをインストールする事なくブラウザのみでビデオ通話を行う事ができます。拡張機能を入れれば画面共有もできるし、もちろん文字によるチャットも利用できます。
会員登録をすれば部屋の設定をより細かくできる等の利点もあるので使い続けるなら会員登録すると良いでしょう。
Whereby(appear.in) の使い方
まずは部屋を作りましょう。Whereby(appear.in) を開くと以下のような画面が表示されます。
真ん中のテキストエリアに部屋の名前を入れるだけで WEB カメラがオンになった状態で部屋が作成されます。いきなり自分の顔が映るの嫌であればカメラの向きを変えておきましょう。
他の人を招待するのは作成した部屋の URL を送信するだけです。
招待された側は送られた URL をブラウザで開くだけでビデオ通話が可能です。簡単ですね。
注意点としては同じ部屋に入れるのは8人までという制限があります。それ以上は入室できないので Twitch のような配信サービスを併用するなど工夫しましょう。もしくは課金すると12人までに制限が緩和されます。
映像ソースやサウンドなどの設定を行う
Whereby(appear.in) の画面上部にある「Cam/Mic」のボタンを押すことでビデオとサウンドの設定が可能です。
Camera の項目よりウェブカメラや ManyCam, Xsplit 等配信用ソフトウェアに切り替える事ができます。Microphone と Sound Output では音声の入出力に使用するデバイスを選択できます。
appear.in で画面共有を行う
Web カメラの映像を出力できるのであれば ManyCam 等のキャプチャーソフトを利用する事でデスクトップの画面を共有する事ができます。が、Whereby(appear.in) ではブラウザの拡張機能をインストールすることで画面共有が可能です。
https://chrome.google.com/webstore/detail/appearin-screen-sharing/bodncoafpihbhpfljcaofnebjkaiaigaこの拡張機能を入れておけば画面共有が可能になります。画面共有を開始するには自分のビデオ表示をマウスオーバーすると表示されるノートパソコンのようなアイコンをクリックします。
これをクリックすると以下のように画面全体もしくはウインドウを指定するダイアログが出ます。
ここで写したい場所を選んで「共有」ボタンを押すと画面共有が始まります。
使ってみた感じ、画質は良さそうですが FPS があまり上がらないのでゲームのような動きの激しいものを映すには向いてないかもしれません。
部屋を Claim する
Claim する事で作成した部屋に様々な機能を追加できます。この Claim はなんて訳せばいいんだろう、自分の部屋だと主張する、みたいな感じだろうか。
Claim すると以下のような機能を得られます。
- 部屋をプライベートモードにできる
- ユーザをキック/BANできるようになる
- 背景画像を変更できる
- チャット履歴の削除
まとめ
会員登録不要インストール不要でブラウザのみで利用できるという手軽さはとても良いですね。Discord 同様積極的に使ってみたいところです。