以前読んだ謎の独立国家ソマリランドを書いた高野秀行のイスラム圏で如何にして酒を飲んでいたのかをまとめた本です。全部読み終わってから知ったが元はなんかの雑誌に書かれていたものを一冊の本に纏めたもの+一つ書きおろしのようだ。
この本であげられている国はカタール、パキスタン、アフガニスタン、チュニジア、イラン、マレーシア、トルコ、シリア、ソマリランド、バングラデッシュとタイトル通り全てムスリムの国だ。イスラム教というとお酒にキビシイというイメージを持つ人は多いと思うし自分自身もそう思っていたのだが、意外とお酒を飲む人はいるし、飲酒文化があるところも多いようだ。
著者の行動力のおかげで、ちょっと旅行で行ったぐらいじゃ全くわからない現地の飲酒文化を知る事ができる。海外旅行好きや酒飲みには面白く読めると思う。kindle 版もあるし、各章は独立しているので読みやすいのも良い。
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